麻雀漫画で宇宙を描く

麻雀を知らない私でも十分に楽しめた漫画が『月下の棋士』。

このランキングに入っている”麻雀飛翔伝 哭きの竜”とは同じ作者だったりしますが、これまた面白い。
月下の棋士の前に書かれた作品というのもあって、よく比較される作品でもあります。
ただ、将棋に向かう姿勢、描写方法は月下の棋士で大爆発!!
大袈裟、または空想的な表現方法ですが、能條先生の画風がそう感じさせません。
リアルなタッチなだけに、そんな表現方法もどこかリアルに感じてしまうトリップ感。
これが月下の棋士の最大の魅力だと思います!!

対局中に吐血、失禁、更には死亡とまさにありえないこのシチュエーション。
将棋盤の裏から対局を捉えたり、駒が光ったりと”ムー”顔負けの超常現象。
これぞ能條漫画の完成形ではないかと。

長時間微動だにしないという全く動きが無い将棋。
そんな静の動作を棋士の頭の中で表現してしまったのが凄いですよね。
たぶんですが、、、棋士の頭の中を覗いてみると、能條漫画の表現方法が渦巻いているのは間違いありません。

”麻雀飛翔伝 哭きの竜”を読んで最高だったという方。
ぜひそのあとには”月下の棋士”を読んで頂きたい!
将棋という深さ、そして漫画の表現方法の無限さを感じることができると思います。